日本教育大学協会
全国家庭科部門

運営委員会の挨拶


日本教育大学協会全国家庭科部門
令和 5 年度 運営委員長 杉山 薫

 日本教育大学協会全国家庭科部門は全国の教員養成系大学・学部で、小学校・中学校・高等学校の家庭科担当教員養成に関わる大学教員および附属学校の家庭科担当教員によって構成され、現在、会員数 360 余です。本会は全国を 8 地区に分け、各地区の代表で構成される常任運営委員会および運営委員会によって運営されています。これらの委員会にて検討・提案された方針に沿って、8 月に総会、全国大会を実施しています。全国大会では、家庭科教育に関わる重要かつホットな課題について講演会やラウンドテーブルなどを行い、会員の新たな知識の習得、会員間の意見交換・交流に努めています。
 人工知能( artificial intelligence, AI )が様々な物に使われている現代、AI をコントロールして生活を豊かにすることができる、様々な分野に精通した総合智をもつ生活主体者の育成が求められています。家庭科は自然科学・社会科学・人文科学を基盤とする家政学に学問的裏付けをもつ総合科学・応用科学であり、現在求められている人材の育成に最も適合した教科です。即ち、家庭科には、このような社会のニーズを教員各自が自覚し、そのニーズに応えたあり方を創造し、多方面から思考・判断できる総合智をもつ児童生徒を育成することが求められています。本会会員はその実現のため日々励んでいます。このように、家庭科の重要性は年々増し、開闢以来現代ほど家庭科が有意義で面白い時代はありません。
 日本教育大学協会全国家庭科部門をよろしくお願い申し上げます。
(奈良教育大学教授)
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